1月20日より大寒。1年で最も寒いことからいいます。

公開日: 2017年1月24日火曜日 日々のこと


突如、寒波がやってきましたね。

でも、冬景色にピンクの寒椿。
コントラストがとても美しい季節ですね。


一年間を24の季節に分けた「二十四節気」の中で最後にくるのが「大寒」。


また今年は1月17日より「冬の土用」に入り、2月4日の立春まで自然界の気が薄く、体調をくずしやすい季節といわれています。

大寒の厳しい寒さと乾燥、そして冬の土用と重なり、一年で最も体に負担がかかる季節とされています。

しかし、だからこそこの時期に養生して体を調えておけば、次の節気の「立春」、そして旧暦のお正月から始まる新しい一年を元気で過ごせると云われてきました。


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二十四節気のひとつの節気をさらに三つ、約五日間づつに分けた"七十二候"では下記のように表しています。

【初候】

款冬華」 かんとう(ふき)のはながさく

【次候】

水泉動 さわみずこおりつめる

【末候】

鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく(卵を産み始める


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【大寒の薬膳】

冬の土用に入り、大寒から立春までつながるこの時期。
各季節の土用は、脾胃をいたわることがポイントでしたね。

よって消化のよいものを第一に、もし胃腸が疲れているようなら栄養、精力のある肉類を少し控え、「胃腸を休ませ、リセットさせる」を徹底する時期。

そしてカラダを温める食材をとっていきましょう。


この時期の旬食材は

★鶏卵

この時期の「大寒卵」はもっとも栄養価が高いとされています。割ると黄身が盛り上がり、濃厚な味わいです。中医学では有精卵は陰と陽の両方補える完全食とされています。

★ずわいガニ
北陸の冬の風物詩。メスは常に卵を抱え、比較的安価。オスは旬を迎え、身がしっかり詰まり、贅沢な味わい。 

★チヂミほうれんそう
寒さに耐えて育つため、肉厚で甘く味が濃い。鍋料理や和え物にぴったり。

★イイダコ
冬〜初春には飯(イイ)とよばれる卵をたっぷりと抱える。飯入りを味わえるのはこの時期だけ。

★赤貝
江戸前のものが最高級とされ、赤いほど高値がつく。酢との相性がとてもよく、寿司ネタとしても人気。

★小松菜
年中出回っているが、本来の旬は冬。1〜2回霜が降りたものが甘くて美味しいとされる。




《寝る前のおちょこ一杯のお酒

この季節はカラダを温めるための「寝酒」はオススメです。

中国で薬膳を勉強していたころ、食材以外に養生酒に関するものがとても多かったんです。

日本でも「養命酒」「たまご酒」という、代表的な薬用酒がありますよね。

中医学的視点でいえば、お酒は温熱性で気血の巡りをよくし、冷えを散らして痛みを止める効能を持つとされています。

寒さにより血行が悪くなり、痛みが出るときにはいい「薬」になるんですね。

また、お酒には水よりも生薬の成分を溶かし出しやすい性質がありますがそれを利用したのが薬用酒です。

中国の歴史をひも解くと、今から4000年以上前、中国最古の王朝、夏(か)やその次の殷(いん)の時代にはすでにお酒の醸造が始まっていたという記録があります。

偶然にも先日、BSで放送されていたのですが、その時代に作られた青銅器で最も多いのが酒器なんだとか。

つまりお酒は飲むだけでなく、古くから医療行為としてとらえられていた訳です。


また、お酒は飲むだけでなく、料理にコクをだすために使われたりします。
これも日本料理で日本酒を入れるの同じですね。

日本でも江戸時代の頃、さかんに養生酒造りが行われていました。

効能ついては、以下のとおり。

≪酒はただ 苦辛くして 熱のもの 百病の毒 消すものと知れ
つまり、苦くて辛い味のもので身体をよく温める。
そして諸々の病の毒を取り去ることができる≫

---------「和歌食物本草」(江戸時代に書かれた書物)より------



立春まであと少し!

もうすぐ梅の花が開花し始め、一気に春を感じられるようになりますね。

楽しみながら、寒さを乗り切りましょう。


今日も読んでいただき、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
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