7月22日より大暑。一年の中で最も暑くなることからいいます。

公開日: 2016年7月22日金曜日 暦のお話


住宅街に堂々と咲くひまわり。
ひまわり畑の黄色の絨毯もステキだけど、一輪のキリっとした佇まいも、また美しい。

大暑の頃はすでに夏の土用入り、あと半月ほどでいよいよ「立秋」、次の季節へとシフトします。

この時期になると、以前のような天候の変化は見られません。しかし日照りの激しい日々が続くとともに、地面が暖まりすぎて一時的に雨が降る『キツネの嫁入り』が見られるようになります。

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二十四節気のひとつの節気をさらに三つ、約五日間づつに分けた"七十二候"では下記のように表しています。

【初候】
桐始結花」 きりはじめてはなをむすぶ

桐の実がなり始める

【次候】
土潤溽暑」 つちうるおうてむしあつし

土がしめって蒸し暑くなる

【末候】
大雨時行」 たいうときどきふる

時として大雨が降る

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厳しい日照りが続くと、どうしても冷たいものをとってしまいがちです。
よく熱中症対策に水分をとるように、といわれていますが、冷たい飲み物のガブ飲みはたいへん危険なんです。

この季節になるとよく耳にする『熱中症』、実はこれが大きく関係しているんです。

【中医学でいう熱中症とは】

『陽暑(ようしょ)』と『陰暑(いんしょ)』の二つに分けて考えます。

『陽暑』の症状:
突然、高熱がでる、意識がもうろうとする、汗が吹き出す、口渇、めまい等。

まさに熱中症のことです。

では、『陰暑』の症状とは?
悪寒、汗がでない、頭が重い頭痛、

⇒実はコレ、熱中症になる前にでる症状なんです。

厳しい暑さが続き、大量の汗をかくとカラダは自ら、体内に水分を溜め込もうとします。

そんな時、一度に冷たい飲み物を大量に摂取してしまうと、体内の陽気(簡単にいえば、血液や気を動かす力)が働かなくなってしまうのです。

本来は余分な水分は尿や汗として排出されますが、陽気が少なくなれば排出することができなくなり、結果、悪寒を感じるような症状がでます。

このままの状態で炎天下にさらされると、汗がでない状態なので体温調節ができず、倒れてしまうのです。

すでに 陽暑、陰暑の症状がある時は生姜と黒砂糖のジュースがオススメです。
臓器を適度に温め、体内の陽気を取り戻すことができます。

すでにかなり苦しい症状の方は、薄い塩水をゆっくり常温で飲んでください。
加えて「昼寝」をしましょう。睡眠は最も体力を回復させる方法です、休憩時間の数分でも充分に効果があります。

【大暑の薬膳】
この時期の旬食材は

★イサキ
身が太り、腹には白子や真子を抱えている時期。
真子は夏でしか味わえないですね。

★スズキ
セイゴ、フッコ、スズキと名が変わる出世魚。
引き締まった白身はお刺身で。

★枝豆
ビタミンB群が多いので、夏バテ予防に。

★ウニ
夏の期間でも、お盆までが食べ頃。
蒸しウニがフワフワして美味。

★すいか
汗が止まらない暑さとペアですね。

《食欲不振には山芋とかぼちゃでケア》
汗を多くかく真夏は、体力が消耗するだけではなく、消化器系の胃と膵臓の機能が低下します。そのせいで疲労感にみまわれたり、食欲不振に陥ります。

そのため、中国では民間療法として大暑の頃は山芋(胃と膵臓の働きを高め消化を促進、腎臓機能のアップ)とかぼちゃ(体力増進、解毒、美肌、血糖値の安定)を食べる習慣があります。

また特に体調不調を感じられない方は、そろそろ夏から秋の薬膳へシフトしていき、カラダを慣らしていくのもいいでしょう。

私も毎年、この時期はだるいです。
セルフケアをしっかり行っていきましょう。










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