7月7日より小暑。暑さが本格的になることからいいます。

公開日: 2016年7月11日月曜日 暦のお話


つぼみがふくらみ、夜明けとともに水面に咲き誇る蓮の花。

ジメジメした暑さをふっと忘れさせてくれる、涼しげな佇まい。
大・大・大好きな花です。


小暑は一年の中で降水量が最も高い季節でもあり、天候も不安定。
雷雨、台風、竜巻・・・。

それが落ちついてくると、いよいよ梅雨明けです。
夏の風や日差しが心地よく、心も開放的になってくる時です。


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7月7日といえば「七夕」ですね。
でも、関東地方は今年も雨。天の川が今年も見れない・・・。
実は、本来七夕はこの時期ではないんです。

日本で現在使用している暦は新暦。明治6年より旧暦から新暦に変わりました。
では、旧暦で見てみると・・・今年の七夕は8月9日が本当の七夕なのです。
この時期だったらもう梅雨は明けているので、キレイな天の川が見れますよ☆

毎年8月初旬に行われる「東北三大祭り」は旧暦の七夕を由来としています。

では、なぜこの時期なのでしょう。
古くはお盆の準備をする期間とされ、笹の葉を川に流す風習により身を清める儀式だったそうです。

またお盆の準備期間にもあたり、現在のように笹の葉に願い事を書くようになったのはご先祖様に願いを込めるということからなったそうです。

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二十四節気のひとつの節気をさらに三つ、約五日間づつに分けた"七十二候"では下記のように表しています。

【初候】
温風至」 あつかぜいたる

風が熱風を運んでくる頃

【次候】
蓮始開」 はすはじめてひらく

蓮の花が開き始める

【末候】
鷹乃学習」 たかすなわちたくしゅうす

鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える頃

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【小暑の養生法】

この時期はなんといっても「無理をしない」の一言につきます。
なぜなら、三伏と土用が重なる季節だからです。

《三伏とは》
暑中見舞いの「拝啓、三伏の候」で目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。 

三伏(期間)とは残暑に暑さの勢いがたいへん盛んで、秋の気を伏する(潜伏させる)という意味です。

この期間は夏至を境に冬至に向けて陰気、つまり涼しくなろうとするのですが、
それまでの陽気に抑えられ、蔵伏しているので暑く感じるのです。

夏至後、庚の日より数えていきます。2016年度は以下になります。

★初伏:717-726
★中伏:727-8月15日 立秋87日を挟む
★末伏:816-825日 

中医学的には『旅行、種まき、婚姻を忌む日』といわれています。
庚の日は陰陽五行論で金にあたり、肺、大腸をケアすると効果が出やすいとされています。

肺の裏側、背中にお灸をするとアトピー、喘息、カゼなどが改善されやすい日とされています。毎年、秋から冬にかけて不調がでやすい人は、この期間にケアしておくと症状が緩和されるといわれています。

この習慣は韓国にもあり、精力のあるものを食べる日としてサムゲタン(ネギ、ニンニクは肺に良い)が好んで食されてます。

日本でも精力を養うとしてうなぎを食べますが、三伏より土用の方が習慣として浸透しているようですね。

《夏の土用とは》
土用の丑の日でおなじみですね。
なぜ「うなぎ」を食べるのかというと、体力が落ちやすい時期だからです。

2016年は719日より秋へ切り替わりの『夏の土用』を迎え、
さらに717日より『三伏(さんふく)』の初伏に入ることになります。

結果、小暑の頃は土用と初伏が重なり、一年で最も体調管理が必要な時といえます。

そんな体調管理が必要な時期でもありますが、夏の風物詩が見られるのもこの季節ならでは。最も旬な風物詩はホタルですね。
水辺の葦(アシ)が多く生える所にフワフワと舞うはかない光。
その美しさでどんな暑さ吹き飛でしまいそうですね。

夏祭り、キャンプ、花火・・・。
暑さや湿度は厳しい日本の夏。
しかし、だからこそ涼を愉しむ知恵がたくさん生まれたんでしょうね。

【小暑の薬膳】
この時期の旬食材は

★魚のカレイ
身が肥えてほどよく脂がのった白身は刺身がオススメ。
煮付けは冬の子持ちが美味しいです☆

★穴子
旬は臭みがなく、白焼きがふわふわして美味です。

★桃
甘くやさしい香りで食欲がそそります。
果物は涼性が多い中、核果類(桃、すもも、梅など)は温性なのです。
冷房による冷えにや冷たい物の取りすぎが気になる時でもオススメです。

★ニンニク
この時期のニンニクは水々しさたっぷり。
臭みも和らいでいるので、素焼きにしてシンプルに食べても美味しいです☆

《うなぎは元気な時に》
すでに体力が落ち、疲労してしまっている場合は脂の多いものは逆効果。
消化に負担をかけてしまうからです。そんな時はやはり「おかゆ」。
カゼをひいた時に食べるのは、消化期間を休めて体力の回復を早くするためです。

うなぎは元気になったら、食べるようにしましょう。

千葉での講座が始まり、何かと慌ただしい毎日。
でも、楽しい。やはり私は薬膳が大好きです☆

チャンスをくださり、生徒さんに本当に感謝です!





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